Simple is Best…そう思うようになってきた気がする。RAW現像で細部を弄り回すことに優位性を感じなくなっている。昨年からRAWよりもJPEGでの撮影を心掛けるようにしているが、それで不都合を感じることがあまりない。
写真で生計を立てているわけじゃないので、理屈なんてそっちのけで「自分が楽しいと思うこと」だけが重要だ。JPEGで撮るようになって、カメラの設定にも気を配るようになった。RAWの時には感じなかった喜びも時に味わえている。
自分が「こんな感じの写真にしたい」と思い、そのとおりに撮れた時の嬉しさ…自分もやればできるじゃねえか…みたいな感覚は他人には窺い知れぬほどの陶酔感をもたらしてくれる。
それとは逆に、自分が意図したものとは違う仕上がりをカメラが吐き出した時にも、「ほぉ、俺の意図がカメラに伝わらんかったか」と自分の未熟さを思い知ったり、「へぇ、これはこれでイイ感じの写真じゃねえか」とほくそ笑んだりも…。
いつもと違うことをやってみる…新しい楽しみを見つけられたら、きっと今日と違う明日を実感できるかも。