ディーラーに2泊3日で預かりになっていたアテンザが帰ってきました。二月ほど前から決まっていた入庫ですが、「やっぱりマツダっていいよね」と思う一連の対応でした。
そもそもRVM(リア・ビークル・モニタリングシステム)が作動するべき場所じゃないのにピカピカ光ることがあって、運転しているとけっこう気になっていました。そのことをディーラーに伝えたわけですが…
以前乗っていたスバルの場合なら「そんなもんです。仕様なのでどうにもなりません」でチョンだったと思います。実際にナビの不調を訴え始めてから、ディーラーが腰を上げたのは3年も経ってから…。ところがマツダは違いましたねぇ~!
その現象が発生する場所が特定できているのなら、実際にその場所で確認しましょう…ということに。
- まずRVMを搭載している試乗車CX-5で問題の場所を通ってみるも、誤作動は発生せず。
- 私の車でやってみると確実に再現性を持って誤作動が発生する。
というわけで、担当氏がスマホ動画でその状況を記録し、同時に問題の地形も静止画も記録。さらに報告書を作って本社に連絡をしてくれました。直ろうが直るまいが、もうここまでの対応でマツダにして良かった感がググッと高まりました…「仕様ですから」の一言で終わりにされていたら「マツダ、お前もか…」とガッカリしたと思います。
数日後に「本社のほうでも異常が何件が上がってきてるようです。アテンザのソウルレッドプレミアムメタリックでだけ起きる誤作動みたいで…」と連絡が来ました。そう、あの独特の色を出すためのアルミフレークがどうやらミリ波レーダー誤作動の原因らしいです。
で、本社ではすでに対策パーツを作成中だということで、それがディーラーに届いたのが1ヶ月ほど前の話でした。ただ、RVMのミリ波レーダーを調整するための機器が各店舗順番制になっており、10月にならないと回ってこないということでした。
一昨日に調整期がディーラーに到着し、預かりで交換・調整となりました。結果、常に誤作動が発生していた場所でも誤作動が起きなくなったと連絡が来たのですが、さらに「通常走行で追い越しされたときに正常動作することも確認したいので、さらに1泊延長させて下さい」と。
いやぁ、そこまで徹底してやっていただけると本当にありがたいです。担当氏はもちろん、店長さんも工場長さんも「不具合はない方が良いに決まっています。異常があったらすぐに連絡を下さい」と、つねに良心的に対応して下さいます。どこかのディーラーと違って、有言実行というのが素晴らしいですよ。
今回の一件、「対応パーツで不具合が解消するかどうか判らないので、オフレコで…」と頼まれていましたが、どうやら上手く直ったのでオフレコも解禁で良いらしいです。
先にも書きましたが、『ソウルレッド』に発生しやすい誤作動らしいので、心当たりのあるアテンザオーナーは担当さんに尋ねてみると良いかも知れません。
実際にいつもRVMが誤作動していたところを走行しても、全く問題は生じなくなっており、「その機能を切られたら僕らの負け」と開発担当がコメントされていたLDWSと同様、マツダの本気を再認識させて貰うことができました。
アテンザ引き取りの時に「アクセラ、予約が始まりましたよ」とパンフを渡されましたが、さすがに私自身はアテンザを購入したばかりですから…。嫁殿は印象が悪いながらもスバル車に乗り続けており、「次は絶対にマツダにする!」と言っていますが…宝くじを当てるのが先らしいです(苦笑)。宝くじが当たったら…「アクセラよりもデミオのほうが可愛い」そうで…噂では来年フルモデルチェンジらしいですから、年末ジャンボを当てれば買い換えです。